「1シーズンなら勢いだけで優勝できるが、連覇は実力がないと絶対に無理」といつかノムサンが言った言葉が思い出される今日この頃。
皆さん、いかがお過ごしですか。
私は軽い熱中症にかかりました。
ばっちこい。
さて、ダイエットは痩せる事より維持することのほうがはるかに大変。
ペナントレース3連覇を目指す巨人は今まさにそんな状態だと思う。
イイ時は長くは続かない。
同じ選手が毎年同じレベルでプレーできるなら連覇もたやすいかもしれない。
でもチガウチガウ、そうじゃ、そうじゃなーい。
選手は毎年当たり前だが年をとるし、引退もする。怪我、調子の波、若手の伸び悩み、トレードによる放出、嫁の機嫌。色々な要因が折り重なりながら、全ての球団がペナントレースを戦っている。
自チームの戦力もさることながら、他の5チームの戦力や勢いを毎年全て蹴散らさないと連覇はできない。ドラフト、トレード、FAでチームの顔ぶれが変わっても、全く同じ戦力を維持することなんて不可能。1999年の上原がエースで、2002年の松井と、2012年の阿部と、2007年の高橋由伸でクリンナップを組めたらそりゃ楽だけど、ゲームじゃないんだから。
で。
昨日、澤村がご乱心の投球をして、やばいなーと思ったのは阿部ちゃんだ。
澤村もひどかったが、どうみても阿部のキャッチングにも問題が大ありだった。すでに低めの変化球なんてほとんど取れていない。打てない、取れない、投げられない、走れない。
ここ7年で5度の優勝をど真ん中で支えた大功労者だけど、さすがにそろそろキツイっす。
そんな中、澤村の登録抹消と同時に登録されたのはキャッチャー実松。
これってつまり、【第1捕手阿部、第2捕手小林】⇒【第1捕手小林、第2捕手実松】の体制になる可能性が高いってことだと思う。【第1捕手阿部、第2捕手小林、第3捕手実松】体制で様子を見るかもしれない。仮にスタメンで阿部が出ても、後ろに実松がいるから小林をバシバシ投入することが可能になるわけだから。
阿部も35歳。あと2〜3年は第1捕手として君臨し、少しずつ小林にバトンタッチするんだろう。
少なくとも去年のドラフト時にはそんな青写真をファンもフロントも描いたはずだ。しかし、予想外のフリーフォール状態。
4番と正捕手というチームの屋台骨を1人で担ってきたけど、そろそろ正捕手としてはきついかも知れない。ファースト阿部なんてあんまり見たくないけど、打撃に専念したらまだまだやれるんじゃないかと期待もしてしまう。ヨシノブがカンフル剤にならないのなら、せめて阿部が4番打者として君臨して、ウォーリーを探せ状態の4番待望論を一蹴してくれれば、チームとしては最小限の傷で済み、戦力の維持ができると思う。

←まさかのトンボ説。